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2009/10/17

目白の森の美術館

0910140059

椿山荘~音ノ葉~野間記念館を左に見ながら路地を曲がった閑静な森の中を進むと和敬塾や蕉雨庵、永青文庫、この日の目的地・関口芭蕉庵となかなかの見どころが続きます。

和敬塾は村上春樹が「ノルウェイの森」でワタナベが下宿した学生寮として登場します。ここはこの日はパス。

旧熊本藩主細川家伝来の文物を収蔵しているのが、ここ永青文庫です。財団法人で現在ここの理事長を務めていらっしゃるのが、細川家当主で元首相の細川護煕氏。国宝では戦国武将らしく刀剣類が目を引きますが、書画や工芸品なども充実していて芸術の殿様と言われています。昔の書簡など茶の湯の世界では「消息(しょうそこ)」と言って珍重され、茶会の時の掛物として主役になるのですが、こうした墨蹟類の観賞力を養うにも最適な場所です。珍しいところでは剣豪・宮本武蔵の描いた水墨画で「鵜図」「正面達磨図」「面壁達磨図」「捫腹布袋図」「芦雁図」など、剣を絵筆に持ち替えてもなかなかの達者ぶりがうかがえます。

細川家と親交の深かった故白洲正子氏も生前は永青文庫に通い詰め、当時の理事・護立氏から収蔵品を蔵出しして見せてもらっていたというエピソードもあります。こうした私設の美術館はテーマと期間を決めて収蔵品を展示するので、すべての作品がいつも見られるわけではありません。どんな展示も自分の肥やしにはなりますが、ホームページなどで見たい収蔵品が出展されるかどうかまめにチェックしておくとよいと思います。

■永青文庫ホームページはこちらから

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