一之江名主屋敷にて
せっかく出かけて見てきた場所なのに、最近の私は「ものぐさ花子さん」なので写真を撮りっぱなしでPCにさえも落とさずそのままにしているのが結構あります。これではイカンと、眠気と格闘しながら写真の編集・整理にとりかかっています。先々週は江戸川区の歴史的建造物で都の史跡にも指定されている「一之江名主屋敷」に行ってきました。
江戸川区は意外に足を向けることが少なくて土地勘のない場所です。電車の乗換経路や地図など事前に調べてはいましたが、結構、苦労してようやくたどり着きました。自分の方向音痴を棚上げにして、「江戸川区の縮尺はおかしい!」なんてブツブツ文句言いながら(笑)。
写真の長屋門は一般道に面しているため、交通法により茅葺屋根をトタンで覆っているそうです。もったいないな~。
「釣りしのぶ」が軒先に揺れる土間の入り口から屋敷の玄関を眺めます。
この家の主の田島家は江戸時代、苗字帯刀を許された家柄で、元は武士の出身なのだそうです。
代々の当主は、年貢米の収納・管理・お上への上納など公的任務にあたったということで、特に年貢米などの受付の際は長時間玄関に座って対応するため、中央に見える「背柱」と呼ばれる柱に寄りかかりつつ難儀な仕事をこなしたそうです。
その背柱によりかかって眺めるとこんな風に見えます。
この玄関の天井には武士の家柄らしく「刀掛け」が作りつけられていて、長槍などが渡し架けられていました。
おむすびのようなコロンとした石を荒縄でしばり、立ち入り禁止の場所に置くのは、「関守石」とか「留め石」と呼んで、現代の庭園にもよく見かけられる仕掛けです。
一見して曲り家風の民家です。格子窓が見える部分は農具などが置かれ農作業に使った土間で、私の実家でも見られた古い民具などがここにもありました。
囲炉裏・かまどなど昔はこうやって煮炊きや団欒を取っていたのですね。今の便利な世の中の暮らしをご先祖様が見たらどんなに驚くことでしょう。
土間の天井裏には木船が・・・・!
このあたりは河口の近くで東京湾にも接していて、水害が発生しやすく、いざというときの救難のための備えです。
東京都指定の史跡、一之江名主屋敷へは都営新宿線瑞江駅下車、北西方向へ徒歩10分。
江戸川区春江町2-21-20
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)





























































































