失われた恋について
梢に積もる雪、林の中を歩いているとバサリと落ちてくる雪の音、新雪に足を踏み込む時の感触、北国で育った自分がとうに失くしたと思っていた感覚がよみがえるようでした。
ここで何度か書いた立原道造のこと、水戸部アサイとの失われた恋について。最近出かけた別所沼の冬の風景・・・・。私はロマンチストではないけれど、冬ってやっぱり切ない思いをかきたてるものがあります。
道造の死とともに儚く散った恋とアサイさんの後の人生を思うとき強くシンクロニシティを感じる物語があります。今更、と笑われそうですが「冬のソナタ」.です。最愛の初恋の人を失った者がその後どのような道を歩むのかというテーマにそって進行するストーリーは、秀逸なシナリオと美しいカメラワークに支えられて、このドラマがなぜあれほど人気を呼んだのか改めて認識するほどです。できれば韓国語版で観た方がいいです。
誰にでもきっと心に秘めているものがあるように、私にも冬のある風景とともに思い出す人がいたりします(これ以上は秘密!)。
道造やそのそばにいつも静かにいたアサイさんの存在に深く思いをこらしたり、冬ソナを見てはチェ・ジウのひたむきに人を思い続ける姿に涙を流す私がいます。
ある方も私とは違う観点でブログで取り上げて下さっています。能を構築するテーマでしばしば見られる「死者への鎮魂」に重ねてご覧になっているようで、次のレビューに期待が高まります。いろんな鑑賞の仕方があっていいし、「男は冬ソナをこう観る」というのが面白いな~と思いました。私の場合は道造と無理矢理くっつけちゃいましたけど(笑)。
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