"水の東京"を下る

友人たちと集まる際の予定にいつもプランが上がっていた隅田川の川下り、今まで暴風雨やら、乗り遅れやらのアクシデントで先延ばしになっていたのですが、先々月ようやく達成することができました。帰省するよりずっと前の話で書きかけで放っておいたのですがやはりきちんとまとめておこうと思います。

7月29日(金)10時に浅草・吾妻橋わきの"東京水辺ライン"発着所に集合後、「卑弥呼号」でいざ川下り。航路と船の形は様々で時間や見学したい場所によりコースが組まれているので事前に調べておいた方が賢明です。水辺ラインの詳細はこちらから→http://www.tokyo-park.or.jp/waterbus/operation/index.html私はいつもしっかり者の友達にお任せでいつも連れて行ってもらう人・・・・(笑)

幸田露伴の随筆で「水の東京」という作品があります。明治35年に書かれたこの作品では隅田川に架かる橋の風景を偲ぶことができます。隅田川~東京湾をクルージングする前に読んでおくと良いかもしれません。今すぐ読んでみたいという方は全文をリンクしておきます。→http://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/1434_20710.html

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吾妻橋を潜り抜けアサヒビール社屋と首都高速の高架を眺めます。駒形橋は青色のアーチ、緑色のアーチは厩橋。

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黄色のアーチが下支えするのは蔵前橋です。国技館の建物がちらりと見えました。川幅も広がり様々な船が行き交います。赤い欄干の両国橋、黄色い支柱のシンプルな新大橋、以前深川芭蕉庵のことを書いた時にも登場しました。

Collage8万年橋は隅田川支流の小名木川支流に架かる橋。見たら最後その美しさに感動する人が多いという、ドイツにあるケルン橋を真似たという優雅な青い逆アーチ型がつり橋のようなフォルムは清洲橋。

交通量増大の解決策なのでしょうか、二層式のこの橋は隅田川大橋。でもこの橋があるために清洲橋と永代橋両方からの橋の遠望が利かないという短所もあります。リバーサイド佃付近のハープ橋は中央大橋です。

Collage10高速道や永代橋を抜けると隅田川もそろそろ河口。佃大橋のどっしりとした姿、NHKの朝ドラ「瞳」の舞台です。このドラマの舞台設定に脚本の内容がとても合っていて地味ですが良いドラマなのでよく見ています。

築地に近づいて来ておなじみの聖路加タワー。あのツインビルの高い場所をつなぐ連絡路は地震などが来たら大丈夫・・・・なんでしょうね~。かちどき橋を目の前に船長さんです。この船の案内の声は「銀河鉄道999」の機関士さんが勤めています。船内には、鉄郎くんとメーテルの等身大像もあります。

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船は東京湾の中に入り込みました。湾岸に並ぶ倉庫群などを眺めつつ(友人の後頭部が!)お台場へと向かいます。松が生えている石垣の小島は江戸時代に砲台場として作られた場所らしいです。船を下りてガチャピンに歓迎されました。

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こうしてお台場婦人会は無事年内に川下りに成功し、反省会は毎度の品川プリンスホテル「ハプナ」で行いました・・・・やれやれ(笑)。

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七夕の夜に

彦星の
 
ゆきあひを待つ

かささぎの

とわたる橋を

我にかさなん

詠み人 菅原道真

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七夕の今夜、あいにくの曇り空です。たとえ雨が降って天の川の水が溢れようとも、群れなすカササギが橋となって織姫と彦星の逢瀬を叶えてくれるそうです。道真が都から遠く離れた太宰府で過ごす日々、切実に会いたい思い人がいたからこそ、この和歌が生まれたのでしょう。

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日本橋を歩いてきました。お茶の稽古用に懐紙を求めようと、日本橋本町の小津和紙に立ち寄りました。この老舗の和紙問屋は江戸初期に伊勢松阪から江戸で屈指の賑わいの日本橋大伝馬町に店を構えてより350年の歴史を誇っております。江戸中期の国学者、本居宣長は松阪小津本家の出身ということで、彼の学者としての背景には紙が大きく関わっているのですね。併設された資料館では和紙にまつわる貴重な記録や人間国宝の和紙職人の方が漉かれた作品など、惜しげもなく展示されています。銀座・日本橋を訪れた時はこんな老舗ののれんをくぐってみるのも楽しいものです。

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様々な地方の様々な技法で区別される、地名を冠された和紙の品々の美しさに時間を忘れて引き込まれてゆきました。

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この日、懐紙のほかに買ったものは、和紙製のブックカバーと、手すきで唐紙模様を浮き出した書道用の半紙です。ブックカバーコレクターになりそうです。自分でも作れそうだし、ちょっとマイブームになりかけ?(笑)。

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このウエディングドレス、和紙でできているんですよ~~~。うっとり・・・・。

小津和紙は中央区日本橋本町3-6-2JR総武線新日本橋駅より徒歩2分、銀座線三越前駅より徒歩5分、定休日は日曜日。和紙作りの教室も併設され、一階では手すき和紙の実演が行われています。

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目の保養だけでなく、最後はやっぱり花より団子、ならぬ「うさぎやのどらやき」(笑)。中のあんこの上品な甘さと舌触りが絹のようななめらかさで病みつきになります!二口で半分くらいかじってしまう私・・・・。食い意地が張っているって言わないでくださいね!

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日本橋箱崎界隈

023永代橋。力強いアーチ型の男性的なフォルム。隅田川がもうすぐ東京湾にそそぐ場所に架かる最も海寄りの橋です。左側に渡ると深川・木場へ。右側は日本橋のオフィス街へ続きます。

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こちらは清洲橋。流麗な逆アーチ型が何となく女性的で優美に見えます。

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両岸には水辺にせまるテラスがずっと続いていて、お昼休みの人々の憩いの場になっています。

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築地歩きは自由なプランで

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勝どき橋、築地側からの橋の姿。大型船が航行する際に橋が上方に開くように設計されているそうですが、築地で長い間過ごしていましたが、ついぞ、橋がはね上がっている姿を見ませんでした。

築地に関する思いでや最近のニュースなど時々この場所で取り上げている私です。現在も水産売場の商品の仕入れは築地から届く商品情報を参考に仕入していて、通称、築地便と呼ぶ別便で入荷してきます。取引先リストを見ると懐かしい社名が並び、A社の○さん、B社の◇さんなどなど顔が浮かび、何かとあの町とは縁がきれないようです。

わたしの身辺雑記、知識的に広くも深くもない趣味的な記事だらけなのですが、思いがけずいろいろな方に読んで頂いていることを大変うれしく思います。この場を借りてお礼申し上げます。

その中のお一人で、先日来、大変丁寧なコメントを寄せていただいているのは築地4丁目で石井折箱店という食品包装資材の商いをなさっているkuniさんです。築地市場の移転の話が動き出した頃から、場外市場の振興策に関連してリーダー的な役割を長年にわたり引き受けられ、築地場外市場のホームページの作成などで日経新聞 インターネットアワード.を受賞されている方です。知る人ぞ知る、築地の若大将とも言えるkuniさんが店舗の改装を機に一般客も買い物できる店として新しいスタートを切り、社長ブログも立ち上げ、食周りのアイテムに止まらず、和の魅力的な商品情報も発信されています。自然環境にも無関心でないようで、和紙で作られたランチョンマットや、昔おにぎりなど包んでいた薄い木の皮や、自然素材で作られたものも置いてありそうです。まだ実際にお店には出かけていませんが。

例えば浅草で売っている土産物は飾り物だったり、実用品であっても高価な伝統工芸品だったりしますが、kuniさんのブログを見ると、高価ではないが実用性も美しさも精神的充足感を得られるアイテムが主たる品揃えのようです。普段使いで日々その良さを感じさせてくれるものたち・・・・。

築地は魚河岸以外にも、江戸時代外国人居留地だった歴史をはじめとして様々な顔を持つ、とても魅力的な町です。訪れる人々も日本人・外国人に限らず、自分なりの築地歩きのプランを持って楽しんでいるそんな町です。ここを読んで下さっている方々へもおすすめします。もしお出かけしたら石井折箱店さんへもどうぞお立ち寄りくださいませ。

石井折箱店社長ブログはこちら→http://tsukiji499.blog83.fc2.com/

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酉の市、浅草以外で

暮の風物詩、酉の市は今年は三の酉まであり、11月28日(火)が今年最後の酉の市となる。深夜0時の一番太鼓から夜昼経て深夜0時に締め。浅草・千束の鷲神社が最も有名で、きらびやかな熊手(福を掻きいれるという意味の縁起物)に彩られ、夜通し人波が途切れぬ賑わいである。熊手を買うと手締めで盛り上げてくれる威勢のよいお兄さん達、いよいよ年末というムードも漂い、ハレの世界を楽しむ人々の心は昔も今も変わらない。

ところで酉の市は関東では浅草が代名詞のようになっているが、各地のお酉様も氏子達の信心を集めて伝統をつないでいる。築地の街、隅田川近くに鎮座する 波除稲荷神社.のお酉様もなじみがありとても良い雰囲気に包まれる。築地に多い料亭をはじめとした飲食業者や水産関係各社、市場内の仲卸業者など多くの参詣者で華やかな雰囲気になる。時節柄、酉の市を取り上げてみたが、今年は何年ぶりかで築地のお酉様を拝みに行こうかと考えている。

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